みなさん、こんにちは。たらこです。
今回は塗装作業に関してご紹介したいと思います。
皆さん塗装に関してはどんなイメージを持っていますか?
なんか難しそう
塗料の種類がよくわからない
家の中が塗料臭くなって家族に怒られそう
実は私も上記のイメージを持っていました!
大体正しいと思いますが、ここでは私の塗装作業に関してご紹介します!
ということで、初心者たらこが送る塗装作業についてご紹介したいと思います。
塗装方法
塗装する方法は実は色々とあります。
今回は筆塗、スプレー塗装、エアブラシ塗装に関してそれぞれご紹介したいと思います。
先に表にまとめるとこんな感じです。
塗装方法 | 細かい部分 | 広い部分 | 塗装前準備 | 使い分け |
---|---|---|---|---|
筆塗 | 〇 | △ | 簡単 | エアブラシやスプレーで塗れていなかった部分の塗装。 細かい部分の塗装。 |
スプレー塗装 | △ | 〇 | 簡単 | 以前のメインの塗装方法。現在は、エアブラシ塗装に移行。 つや消し、つやあり、プライマーでの塗装に使用 |
エアブラシ塗装 | 〇 | 〇 | 面倒 | 車体・室内・床下部分等々の塗装。メインの塗装方法 |
それぞれ説明していきます。
筆塗
筆で塗料を塗る方法です。筆と塗料だけあればすぐ始められます。
しかし、色ムラなく塗るのは結構難しいものである意味技量が求められる方法でもあります。
私は細かい部分や、スプレー塗装やエアブラシ塗装で塗れていなかった部分を塗るのによく使っています。
細かい部分を塗るには少し高価ですがタミヤの筆をお勧めします。
スプレー塗装
スプレーで塗装する方法です。
スプレーは模型店で多く取り扱っており、ベランダや外で塗装を行えば、家の人に文句も言われることは少ないでしょう。
また様々なメーカーがスプレータイプの塗料を出しています。
気軽に広い範囲を塗装出来る半面、あまり近づけて塗装すると厚塗りになるリスクがあります。
私は、今までスプレー塗装を行っていましたが、部屋の中で行うと結構臭いが充満してしまうことや厚塗りになってしまうことが多かったことからエアブラシ塗装に移行しています。
ただ、プライマーやトップコートを塗るときはスプレーを使っています。エアブラシを準備するのが面倒なだけですが。(笑)
エアブラシ塗装
エアブラシという機材で塗装する方法になります。機材が必要になり、塗装前の準備が1番面倒です。
エアブラシは何かというと圧縮した空気を塗料と一緒に噴射する機材になります。(下図で言うと手で持っている機材)
圧縮した空気はどこから来るのかというと、コンプレッサーというものが必要です。
コンプレッサー以外にもガスが入ったスプレーを接続する方法もありますが(下図)、模型趣味を長くやるのであればコンプレッサーを購入することをおすすめします。
タミヤエアーブラシシステム スプレーワーク HGシングルエアーブラシセット(180D) | タミヤ (tamiya.com)
理由としては、コンプレッサーの方が排出される空気が安定している=塗装作業も安定して行える、一度買ってしまえば壊れるまで使用できる、ガス切れに悩まされることはない、といったようなことでしょうか。
しっかりとした機材を揃えるとお金がかかりますが、安定して塗装できると思います。
初めてですと、導入するのに躊躇しますが、初めてだからそこ思い切って導入した方が良いと思います。
理由は簡単で、練習すれば誰でも綺麗な塗装面を塗る事が出来るからです。
また、スプレーよりも塗料が噴射される量が多くないので、部屋の中でも塗装ブースを使えば塗装出来ます。
勿論、臭いはするのでマスクをする事や換気は十分にしましょう。
車体の塗装や1番目に見える部分をエアブラシで塗装すると良いと思います。
ご参考に私の塗装機材と塗装方法をご紹介したいと思います。
使用している塗装機材の紹介
私が使っているエアブラシはタミヤの下記の商品になります。
なぜこれを選んだかというと、トリガータイプになっており、初めてでも直感的に操作出来そうだと思ったからです。
トリガーを深く引けばそれだけ塗料が出る量が多くなり、あまり引かなければ量が少なくなる。といった感じで思った通り操作性は良かったです。
コンプレッサーは以下の商品を使用しています。
GSIクレオスのもので、NゲージでもHOゲージでも使用できると思います。圧力計付きで、どのくらいの圧力で空気が出ているか見ることも出来ます。
スイッチをON/OFFするだけなので簡単に使用できます。
エアブラシを部屋で使えるようにする為に塗装ブースも持っています。
ファンが2つ付いたツインファンとファンが1つのシングルファンがありますが、大は小を兼ねるということで、ツインファンを購入しました。
ツインファンでも部屋には臭いが充満しますので、ツインファンで良かったと思います。
全て購入すると5万円程度になってしまいますが、エアブラシはタミヤの安いもので3000円程度のものもあるので、最初はそちらを購入するのもありだと思います。
私もこれを最初に購入しましたが、普通に塗装出来ます。作りは1万円のものと比べてはいけませんが、コストパフォーマンスが高い商品だと思います。
塗料
塗装方法をご紹介しましたが、実は塗料にも種類があります。
ここでは、エナメル塗料、水性塗料、ラッカー塗料に関してお話ししたいと思います。
表にまとめるとこのようになります。
塗料 | 臭い | 扱い易さ | 使い分け |
---|---|---|---|
エナメル塗料 | △ | △ | 墨入れや細部の塗装に使用。筆を使って塗装することが多い。 |
水性塗料 | 〇 | 〇 | 室内の塗装といったあまり手を触れない部分の塗装に使用。 |
ラッカー塗料 | × | × | 車体・室内・床下部分等々の塗装。 一番よく使う塗料。エアブラシを使って塗装することが多い。 |
それぞれ説明していきます。
エナメル塗料
鉄道模型では、エナメル塗料は墨入れ(モールドなど、デコボコした所に塗布して凹凸を目立だせる)や色挿し(細かい小さい部分に色を塗布する)に良く使用されます。
理由としては、筆ムラが出来にくい・乾く前なら拭き取れる・後で紹介する水性塗料やラッカー塗料の上から塗布出来る、ことがあげられます。
上記の特徴から筆で塗装することが多いと思います。また、乾いた後でもエナメル塗料用の溶剤を使用すれば拭き取ることが出来ます。
エナメル塗料はタミヤのものがお勧めです。種類も豊富で入手性は良いです。
ツールカテゴリトップ (tamiya.com)
水性塗料
その名の通り、水に溶ける塗料です。またラッカー塗料に比べて臭いも少なく、うすめ液に水を使用できることが利点です。
私はあまり使用していないですが、使用するのであれば、あまり手を触れない部分(室内等)に塗布すると思いま
理由としては、ラッカー塗料に比べれば塗膜が弱い、乾燥するのが遅い、隠ぺい力が弱いといったことからです。
最近はクレオスが販売している”アクリジョン”という商品が、上記の弱点を改善しています。
アクリジョン | アクリジョン | 塗料・うすめ液 | GSI クレオス Mr.HOBBY (mr-hobby.com)
ラッカー塗料
塗膜が強い、乾燥が早い、発色が良いといった特徴がある塗料になります。
車体の塗装、室内の塗装、床下部分の塗装から様々な部分の塗装に使用できます。
一方でうすめ液としてシンナーを使用しないといけないことや、臭いがキツイことが欠点です。
塗装ブースを準備して換気を十分にすることや、マスクを着用して塗装しましょう。
私は鉄道模型ではこちらの塗料を主に使用しており、塗装方法はエアブラシ塗装が主です。塗り残しがある場合は、筆塗で塗装したりします。
”タミヤ”や”クレオス”といった有名メーカーから”グリーンマックス”や”マッハ模型”といった鉄道模型メーカーも販売しており、種類が豊富です。
環境が許せば、是非使用してほしい塗料です。
余談ですが、最近は臭い消しのような商品もあるようです。今度使ってみようと思います。
まとめ
塗装方法と塗料に関してご紹介してきました。
筆塗、スプレー塗装、エアブラシ塗装と塗装方法は色々ありますが、私の場合は以下の使い分けをしています。
塗装方法 | 細かい部分 | 広い部分 | 塗装前準備 | 使い分け |
---|---|---|---|---|
筆塗 | 〇 | △ | 簡単 | エアブラシやスプレーで塗れていなかった部分の塗装。 細かい部分の塗装。 |
スプレー塗装 | △ | 〇 | 簡単 | 以前のメインの塗装方法。現在は、エアブラシ塗装に移行。 つや消し、つやあり、プライマーでの塗装に使用 |
エアブラシ塗装 | 〇 | 〇 | 面倒 | 車体・室内・床下部分等々の塗装。メインの塗装方法 |
塗料に関しても、エナメル塗料、水性塗料、ラッカー塗料と紹介しましたが、私の感覚で表で分けると以下のような使い分けになります。
塗料 | 臭い | 扱い易さ | 使い分け |
---|---|---|---|
エナメル塗料 | △ | △ | 墨入れや細部の塗装に使用。筆を使って塗装することが多い。 |
水性塗料 | 〇 | 〇 | 室内の塗装といったあまり手を触れない部分の塗装に使用。 |
ラッカー塗料 | × | × | 車体・室内・床下部分等々の塗装。 一番よく使う塗料。エアブラシを使って塗装することが多い。 |
様々な塗装方法や塗料があるのは、それぞれ一長一短があり完璧なものが存在しないからです。
ただ、エアブラシ塗装は導入に迷ってる人がいれば、綺麗な塗装面を手に入れたい場合はエアブラシが1番簡単!というのを言いたいです。
この記事がエアブラシ導入のきっかけとなれば嬉しいです。
では、次回の記事をお楽しみに!
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