みなさん、こんにちは。たらこです。
模型の出来は塗装で決まると言っても過言ではありません!
そんな今回は真鍮モデルキットの塗装について紹介したいと思います。
前回の記事はこちらから。
完成するとこんな感じです。
今回の塗装編を動画にしてみました。参考にどうぞ!
エアブラシ塗装
私はエアブラシ塗装を主な塗装方法として採用しています。
エアブラシ塗装に重要な点は2つあります。
- 塗料の薄め具合
- 塗料を吹き付ける時のエアブラシと模型との距離
それぞれ説明します。
塗料の薄め具合
薄め具合は、塗料皿の縁に付けたら垂れる程度にしています。
いやいや、どんな感じ?となると思いますが写真だとこんな感じです。
動画だとこんな感じです。
濃すぎると、エアブラシが詰まってしまいますし、薄過ぎると水っぽくなってしまいます。
薄め液と塗料の比率が1:1〜2:1の間で調整すると良いでしょう。
エアブラシと模型との距離
エアブラシと模型の距離は、30〜50mmと言われますが、これは塗料の薄め具合により変わります。
距離は塗料を吹き付けたら模型の面で乾く程度が望ましいです。
模型に塗装する前に事前に紙に吹付けて確認することをお勧めします。
真鍮モデルの塗装
前回はブラスクリーンで塗装前清掃まで行いました。
今回は以下の順番で塗装していきます。
- プライマー塗装
- サーフェーサー塗装
- 台車・床下塗装
- 室内塗装
- 車体塗装(オレンジ)
- マスキング
- 車体塗装(オレンジ→緑)
- 車体塗装(屋根)、細かい部品塗装
以下詳細を説明します。
プライマー塗装
真鍮モデルは金属なので、そのまま塗装すると塗料の食い付きが良くありません。
簡単に言えば、触ったり引っ掻いたりすると塗料が剥がれてしまいます。
それを防ぐのがプライマーです。
今回使ったプライマーは”マッハ模型のプライマー”です。
無色透明のものを使いましたが、塗られているか分かりにくいという方は、着色されたものもあるのでそちらの使用をお勧めします。
サーフェーサー塗装
”クレオスのサーフェーサー”を使用しました。表面の傷や凹凸を滑らかにする為に使います。
他の人の例を見ると使っていない場合もあり、もしかしたら必要ないかもしれません。
私は塗料を薄めないで吹き付けてしまい実は失敗しました。
塗装面がザラザラになり、ヤスリの1500〜2000番台で削って綺麗にしましたが、ヤスリがけ出来ない細かいところはザラザラのままです。
こうなってしまったら、塗装を落とした方が良いです。
サーフェーサーでも薄めて塗装するようにしましょう。
台車・床下塗装
”クレオスのフラットブラック”で台車と床下を塗装しました。
なるべく同じ色のものは同時に塗装してしまいましょう。
そちらの方が効率的ですし、エアブラシの清掃も少なくてすみます。
塗装の前に、色ごとにグループ分けしておくと良いと思います。
室内塗装
”タミヤのコックピット色”で塗装しました。
室内を最後に塗装すると、せっかく塗装した車体の塗装に吹き込む可能性があるので室内を先に塗装しました。
車体塗装(オレンジ)
クモユニ74はいわゆる湘南色(オレンジとグリーン)です。
基本的に色の明るい方から塗装しましょう。
色の暗い方から先に塗ってしまうと、明るい色をその上に塗装した時に、暗い方の下地に引っ張られて明るい色が暗くなってしまいます。
塗料は”グリーンマックスの黄かん色”を使用しました。
エアブラシで塗る場合、塗り方は一度に塗るのではなく薄塗りを何回か繰り返して塗るようにしましょう。
また、エアブラシで塗る際は塗料の薄め具合とエアブラシと模型の距離が重要です。
と言ってもなかなか難しい為、最初は紙に拭いて薄め具合と距離を確認しましょう。
マスキング
次の塗装に移る前にマスキングを行います。
マスキングは色の塗り分けをする為に行います。
ちなみに塗装よりもマスキング作業の方が時間がかかります。
私は1時間以上マスキング作業をしていたと思います(笑)
ここで丁寧にやっておくと、綺麗な塗装になるので手を抜かないで行いましょう。
まず塗り分ける部分は綺麗なマスキングテープを貼りたいので、マスキングテープの切断を行います。
普通に貼れば良いじゃんと思われると思いますが、マスキングテープは意外とゴミがついていてそのまま貼ると綺麗な塗り分けにならないのです。
マスキングテープを切り分ける作業は正直面倒ですが、塗り分け部分を後で修正するよりも楽なので踏ん張りましょう!
塗り分け部分にマスキングテープを貼りますが、扉とかで段差がありますよね。
そこにもしっかり食い付くように段差部分をピンセットなど細いものでなぞっておきましょう。
それでも段差部分に塗料が入り込む可能性があるので、段差部分のマスキングテープを切って、その上にまたマスキングテープを貼りましょう。
マスキングテープを切る時、下地を傷つけるんじゃないかとヒヤヒヤしますが意外と大丈夫です。
この工程は必要ないかもしれないですが、私はやっていたお陰で、段差に塗料が吹き込むことはありませんでした。
これが終われば次の塗装に入れます。
車体塗装(オレンジ→緑)
緑を塗っていきましょう!
と、言いたい所ですが、まずオレンジを塗ります。(この作業はやってもやらなくてもどちらでもOK)
えっ?っと、なると思いますが、これも塗り分けを綺麗にするためのコツです。
塗り分け用に貼ったマスキングテープ部分で良いのでオレンジを塗装しましょう。
こうすると、もしマスキングテープの隙間があったとしてもオレンジの塗料が埋めてくれるので、緑を塗った時に吹き込むことはありません。
終わったらやっと緑を塗ります。使用した塗料は”グリーンマックスの緑2号”です。
一度で塗ろうとせずに薄塗りを何回か繰り返して塗っていきます。
車体塗装(屋根)、細かい部品塗装
最後に屋根と細かい部品を塗装しました。
屋根は”クレオスの明灰白色1”で塗装。
細かい部品(屋根のベンチレーター等)は”グリーンマックスのねずみ色1号”にて塗装しました。
まとめ
真鍮モデルキットの塗装についてご紹介しました。
なかなか初めてだと失敗がないことがないと思いますが、何回かやるうちに上手くなってくると思います。
また、真鍮モデルキットの場合、塗装に失敗してしまったら最悪塗料を落とすことも出来ます。
そういった意味でも、初めての真鍮モデルキットにはカツミのチャレンジキットがおすすめです。
次回は、前尾灯点灯化についてご紹介します。お楽しみに!
コメント