HOゲージの真鍮モデル。集電方法。台車の取付方法。Nゲージとここが違って焦った事。

HOゲージ

みなさん、こんにちは。たらこです。

今回はHOゲージの真鍮モデルを初めて導入するにあたって、Nゲージとここが違うな!と感じた事を記載したいと思います。

また、DCC化に際して注意しなければならない事も述べたいと思います。

真鍮モデルの構造

真鍮モデルに関してどういう構造になってるか気になる方も多いかと思います。

高価な商品ですが、製品の構造に関してしっかり書かれた説明書が無い印象ですので、この中で説明したいと思います。

集電方法

まず、集電方法(レールから電気をどう集めてくるか)についてご紹介します。両軸集電と片軸集電が基本ですのでそれぞれについて説明します。

一般的に、Nゲージやプラスチック製のHOゲージは両軸集電真鍮モデルは片軸集電が基本になっています。

両軸集電

両軸集電はNゲージまたは、プラスチック製のHOゲージでよく見られる構造で、レールに流れるプラスの電気は4車輪から、マイナスの電気も4車輪から集電しています(下図)。1つの台車で見た時に、両輪とも電気を集電しているので、両軸集電と呼ばれています。

両軸集電

多くの車輪から集電しますので、ライトや室内灯のちらつきは少なくなります。

片軸集電

一方で片軸集電は、プラスの電気は2車輪から、マイナスの電気も2車輪から集電しています(下図)。1つの台車で見たときに、片輪だけで集電しているので、片軸集電と呼ばれます。

片軸集電

両軸集電よりも集電安定性は低く、ライトや室内灯のちらつきは多くなります。

DCCで運転する場合、特に音を車両から鳴らす場合に、集電が不安定だと音が途切れ途切れになってしまいます。

真鍮モデルは重い分、線路への密着度が良いですが、DCCでは片軸集電よりも両軸集電にした方がストレスなく運転を楽しめるでしょう。

アナログ方式でも勿論のこと、DCCでは集電性が高い方が良いので、片軸集電から両軸集電にする方法はいくつかあり、両軸集電にすることをお勧めします。

スポンサーリンク

車体ー床板、床板ー台車の取付構造

次は車体と床板、床板と台車の取付構造に関して見ていきましょう。やはりNゲージやプラスチック製のHOゲージとは異なる取付構造をしています。

車体ー床板の取付構造

Nゲージやプラスチック製のHOゲージの場合、車体を少し広げて床板をとれば分解出来きます(下図)。

車体ー床の取付構造(Nゲージ、プラスチック製HOゲージ)

一方で、真鍮モデルの場合は、車体と床板はネジで固定されていますので注意が必要です(下図)。また、車体側(室内灯)の配線が床板側に結線されている場合も多いので、注意してください。

車体ー床の取付構造(真鍮モデル)

床板ー台車の取付構造

Nゲージやプラスチック製のHOゲージの場合、床板と台車の取付はネジかプラスチックにて取り付いています。

一方で、真鍮モデルの場合は、ネジで固定されています。このネジが集電の役割もしているので注意が必要です。

一般的にカツミやエンドウの台車製品(MPギアといった製品等)は、下図のような構造になっています。(日光モデルのように、ネジを下側から挿入するものもあります。)

台車取付構造イメージ
台車取付構造写真

左が模式図で右が実際の写真になります。エンドウのサイトにもほぼ同様のものがありますのでご参考にリンクを貼っておきます。上の図の名称はエンドウのサイトに合わせています。

鉄道模型の総合メーカー 株式会社エンドウ|「MPギア」について (mr-endo.com)←2021/10/1のエンドウホームページリニューアルに伴い、消えてしまったようです。(上図を参考にしてください。)

レールからの電気は、車輪→台車枠→ビス(ネジ)→ラグ板を通っていきます。Nゲージの構造と全く違いますね。

真鍮モデルの集電性は色々な部品を介しているので良くないです。なおかつ片軸集電ですので、なおさら悪くなります。

したがってDCC化する場合は、片軸集電を両軸集電にすることをお勧めします。

まとめ

真鍮モデルの集電方法のことと、床板ー車体ー台車の取付構造に関して記述しました。

真鍮モデルは、片軸集電であることと様々な部品を介して集電しているので安定性が良くありません

DCC化する際には、片軸集電から両軸集電に改造することをお勧めします。

HOゲージの情報に関して、引き続き発信していきたいと思います。次回もお楽しみに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました